それほど映画の知識もなく、月に1、2本劇場で鑑賞する程度の自分が、どのようにして観る映画を決めているかを、徒然なるままに書いてみようと思います。



自分はそこまで映画のジャンルに強いこだわりはなく、どんな内容だろうが面白いと思えたり、学びになったり何かプラスになる体験を求めて映画館に臨みます。

つまりそういう体験をできない物、ぶっちゃけ敬意を払えないような映画や、監督の作品は観たくないと思っています。できれば外れを引きたくないんですね。



しかし、困った事に自分は外れを回避できる程、過去の映画史にも最新の動向にも明るくありません。
また、自分はできるだけ予備知識なく映画を観たいと思っており、予告編のような物を観るのがあまり好きではないというのも、また映画探しを困難にさせます。

超有名な話題作だけ行くのも芸がないし、どうしたもんかなと思い、何かやり方を模索していました。
 


思案の後に、自分が明るくないなら、先人の知恵を借りる他ない。との思いから、自分の好みや考えに近い人物を考えてみました。
その結果、自分の知る範囲では高橋ヨシキ氏が一番自分に合ってるかなと思うに至りました。

氏の活動の中から公開前の映画について定期的に情報を得られる物を探してみると、集英社「週刊プレイボーイ」誌で連載している「シネ魂」というコーナーがうってつけでした。


このコーナーの良い所は氏による評価が点数として付けられている事と、紹介する文字数が限られており、非常にコンパクトである事。
これにより公開前の映画から大まかな期待値と最低限の情報を同時に得る事ができます。


コンビニ等でも置いてたりするので、読んでみて候補になりそうな映画をみつけたら、メモするなり・・・じゃなくてしっかり雑誌を購入して、上映館とスケジュール等々確認します。

後は当たるも八卦当たらぬも八卦。劇場で映画とのご対面である。
(残念ながら公開館が身近にない時はメモを残しておいてレンタルされたら観てみたりしてます)



以上が自分がここ数年続けてる劇場鑑賞映画の選定法になります。
先人の知恵におんぶに抱っこであまりカッコよいものではありませんが、以前は存在に気付くはずもなかった上映規模が小さい映画の中にも素晴らしい映画に出会えたり、とても豊かな経験ができるようになりました。

自分にちょうど良い範囲できっかけを与えてくれるヨシキ氏には常々感謝と敬意を持って勉強させてもらっております。影ながら末永くの連載、ご活躍の程を願っております。




【他に参考にしている情報。オススメの番組】

普段誌面よりもラジオ等のメディアを利用する事の多い自分が、他でオススメするような情報としては、

高橋ヨシキ氏で言うとNHKラジオ『すっぴん』内、「シネマストリップ」というコーナーで、過去の名作についての解説をされており、改めて気付かされたり、勉強になる事が多いです。

他、TBS『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』内、宇多丸氏による映画評論コーナー、「ムービーウォッチメン」もヨシキ氏とは違った切り口で評論されており得る物が多いです。
観る気はなかったけど、感想を聞いている内に行こうかなという気にさせられる。
そういう感情の動きが頻繁に起こります。そのおかげで味わえた豊かな映画体験も少なくありません。

あくまで個人的にですが、ヨシキ氏は陰側の、宇多丸氏は陽側のスペシャリストと捉えて認識させてもらっております。どちらの要素も大事で、二つで一体になるような強さを持つみたいなイメージ。

他では、TBSラジオ『たまむすび』での町山智浩氏の解説も、アメリカ在住ならではの一早くの映画情報、現地での受け止められ方等が分かり参考になる事が多いです。

以上
書き連ねてみました
【解説】 私的 劇場鑑賞映画 選定法 でした。 少しでもお役に立てましたら幸いです。




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